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始まりはダイバーズウォッチから

プロスペックスの原点は1965年に誕生したマリーンマスターにまで遡ります。同名のモデルは後述しますが現在も続いており、プロスペックスで一番人気。原点にして頂点、というやつですね。

1950~60年代、戦後の復興も進みつつあった日本ですが、時計産業においてはスイスを始めとした時計先進国に、追いつけ・追い越せの時代でした。

そんな中、「国産初のダイバーズウォッチを作りたい」との思いで誕生したのが、マリーンマスターです(ただしマリーンマスターの名前がシリーズとなったのは後年)。

本邦初のダイバーズウォッチであったにもかかわらず、初代から既に自動巻き×150m防水というハイスペック!翌1966年には4回にわたって南極観測隊越冬隊員の装備品として使用され、高い実用性を証明したというのだから、驚きを禁じえません。

セイコー プロスペックス フィールドマスター SBDC013 新品 腕時計 メンズ

品名プロスペックス フィールドマスター
Prospex Field Master Automatic
型番Ref.SBDC013
素材ケースステンレススチール
ベルトステンレススチール
ダイアルカラーブラック
ムーブメント自動巻き
Cal.6R15ムーブメント
防水性能200m防水防水性能
サイズケース:48 mm(リューズ除く)
メンズサイズ
ガラスサファイヤクリスタル風防
仕様回転ベゼル / 日付表示 / 3針
付属品セイコー純正箱付・国際保証書付

ちなみにセカンドモデルは映画『地獄の黙示録』にて、ベンジャミン・ウィラード大尉を演じたマーティン・シーンさんが作中で身に着けました。早い段階から世界的に高評価を獲得していたことがわかるエピソードと言えるでしょう。

その後もマリーンマスターは名だたる冒険家や探検家にも使用され、どんなに過酷な環境においても壊れることなく動き続けることで信頼を勝ち取ってゆくこととなりました。

さらにセイコーのすごいところは、初代ダイバーズウォッチで慢心しなかったこと。そのため着々とスペックアップを進めていき、1968年にはプロダイバーたちに向けた更なるプロフェッショナルモデルの製作に着手。開発チームを結成し、ついには国産初の300m防水&当時では世界最高水準ムーブメントとなるメカニカルハイビート(10振動)を搭載するという偉業を成し遂げました。

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